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ジオット・セヴェルス&アサシン ◆devil5UFgA ビスケットが砕ける。 『生き残るのは本当に強いものだけでいい。 豊かな家族や国に生まれただけでクズが幸福な人生を送り、そうじゃない子供は空腹や寒さで震えているような世界。 そんな世界こそが、そもそも間違いなんだ』 目の前の男は、ビスケットを食べられる。 『幸福とは、その人間の能力だけで得られるべきなんだ!』 僕たちは、ビスケットを食べられない。 『お前は、弱いものには生きている価値がないと言うのか?』 そんなの、間違っている。 『まさに!その通り!』 弱者は死ななければいけない。 弱者は、生きていてはならないんだ。 『例えば――――――――――――――――『君』の妹さんのように?』 ◆ ◆ ◆ 「お帰りなさい」 男がドアを開けると、そこには一人の少女が居た。 若く、美しく、艷やかだった。 緑色の野暮ったいジャージを身を包んでも、なお、色っぽい。 色欲の権化のような少女だった。 当然、彼女は通常の少女ではない。 彼女は英霊、アサシンのサーヴァント。 豊満な女躰と、柔らかなブロンドヘアー。 タレ目がちな瞳は母性を感じさせ、その存在に全てを任せればどれだけ幸福に成れるだろうか。 「ただいま」 しかし、男の獣欲をくすぐる媚体を前にしても、男の前に色欲の色はなかった。 お互いに欲望を感じさせないそのやり取りは、新婚としての生活というよりも家族としての生活だった。 兄と妹の、そんな生活だった。 「あら、それ……」 「これ好きでね」 ハハッ、と笑いながら一つ百円程度のハンバーガーを口にする。 ジオット・セヴェルス。 この紅い月に導かれる前に着込んでいた高級スーツはすでに路銀に変えた。 特別なものではなかった。 少なくとも、ジオットはそう思っていた。 今の彼は日々の生活を日々の仕事で賄うフリーター、住処を得た風来坊だ。 「いつもお疲れ様です」 「いやぁ、でも日雇いのほうが楽だよ」 かつて、誇張なく世界を支配した大グループ『ジャッジメント』の会長だ。 ナノマシンを使って微弱なウイルスをばら撒いて、その年の流行病を仕立てあげて製薬業界をコントロールする。 そんなことばかり続けていた。 後は、順番を待つだけだった男。 なのに、誰も自分の前に立ってくれなかった男。 「世界を支配するのも大変だったよ。 ウイルスばら撒いて、その年の病気を起こして、イレギュラーが起こらないようにしたり。 その病気のワクチンがきちんと無駄にならないように在庫を掃けさしたり。 まだ出来立ての世界支配だから、逆らう奴とかもいるし」 二個目のハンバーガーに手を伸ばしながら、アルバイト求人誌を床に置く。 あまりにも自分勝手な『悪』が世界を支配するための理論に、しかし、アサシンはニコニコとしたままだった。 アサシンは卓袱台へと食事を運んだ。 もやしだけを炒めたもやし炒めであった。 「マスターも大変ですね。 私も『悪い人』でしたが、どちらかと言えば兵隊さんでしたので」 「いやぁ、君たちも君たちで大変だろう?」 「マスターほどではありませんわ」 アサシンは豊満な胸を揺らしながら、微笑んだ。 それでも、目の前の料理に伸ばす手を止めない。 卑しいまでの姿は、しかし、アサシンに染み付いた貧困の習慣だった。 「友達だけど、その心は決して消えませんでしたわ。 彼女は友達だけど、私は線の外側に居た」 「線?」 「テレビに映る側と、テレビを見る側ですわ」 「あー、なるほどね」 得心したように、ジオットは頷いた。 ようは、そういうものだ。 現実のはずなのに、フィクションに映る。 そんな本来存在しないはずの線の『内側』と『外側』だ。 「聖杯はどうなさいますの? 使いますか? それとも、使いませんか?」 「使わない理由なんてないよ。遣わないなんて言うやつは、所詮『酸っぱい葡萄』だろう? 人間が自分自身の力で奇跡を起こせないから、暴力的なまでになんでも叶える奇跡を『いけないもの』だとする」 なんてこともなく呟きながら、ジオットは六畳一間の安アパートの畳に腰を下ろす。 尻もちをついて座ることは慣れていた。 幼少時代では、椅子に座れる機会のほうが圧倒的に少なかったからだ。 そして、コンビニで買ってきたワンカップ酒を、別のカップに注ぎ込む。 聖杯。 「僕らに注げるものが酒で、神様に注げるものが奇跡だってだけ。 別に、おかしなことじゃないさ」 そう言いながら、グイッ、と日本酒を煽った。 安っぽい甘さがジオットの喉を通り過ぎた。 嬉しそうに顔を綻ばせる。 「使っていいって言うならもらおうよ、やっぱり便利だろうしさ。 遊んでもいいし、本当に欲しいものをもらってもいいなぁ」 ただ、その言葉だけは、どこか演技がかったものだった。 心の奥底から願うものが、容易く手に入ってしまう可能性に嫌悪している感情を隠そうとしているものだった。 アサシンは何も言わなかった。 己の中で処理できないものは、確かにある。 それを暴力的なまでに解決してしまう、自らよりも『恵まれたもの』に対する嫌悪はアサシンの中にもある。 「マスターは、ここに来る前は何をしていたんですか?」 「僕は、まあ、列に並んでてね」 「列?」 「その列に並んでて、ついに僕の順番が来たかと思ったら…… なんだか、順番じゃなかったみたいで、ヒーローに追い返されちゃった。 でも、列に戻る気もなくなってね」 「……列とは、なんですか?」 その比喩表現が上手く掴みとれず、アサシンは問いかけた。 ジオットは言葉を続ける。 どこか優しい瞳をしていた。 その瞳が、自分を誰かに重ねていることにアサシンは気づいた。 恐らく、ジオットは自身を妹に重ねている。 「誰かに牙を向けるってことは、列に並ぶってことなんだよ。 いつかは、自分の順番が来る」 ジオットは笑いながら言った。 フォークで、もやし炒めに舌鼓を打つ。 悪くはない味だった。 丁寧に調理されているが、しかし、安っぽさが消えない。 チープな味はジオットの舌が好むものだった。 「マスターの言う『列』とは違いますが、列ならば、私も並んだことが有ります」 「へぇ」 「きっと、次は私の番だ。きっと、次は私達の番だ。 そう考えて、待って、待って、待って――――結局、列なんてないことにやっと気づきました」 アサシン――――悪忍・詠は嘲笑ってみせた。 己を嘲笑う笑みだった。 「私の居た時代、マスターの居た時代。 人は皆、モニター越しに映る幸福と悲劇を知っています。 しかし、それは現実ではないのです。 私達がモニターに映る裕福な生活を現実だと信じられなかったように、富裕層もモニターに映る貧困層を現実だと思えなかった。 だから、遠くにある貧困へと支援はしても、近くにいる私達にはなにもされなかった。 世界に見捨てられ気分になり、それは違うことに気づきました」 「そうだね、それは違うよ」 ジオットの言葉に、アサシンは笑った。 かつての嘲笑うように、あるいは、慰めるように。 「施しを待っていてどうなりますか、自らで掴むしかありません。 『存在してほしい』施しを存在させるためには、自らが誰かに施しを授けるしかない。 フィクションをどうにかして実在させるしかない」 そう言った後、アサシンは少し表情を歪めた。 苦痛を耐えすぎたゆえの笑みだった。 「そうわかってもなお、憎しみは消えません。 富裕への憎しみは、決して消えません。 救ってくれなかった、『善』への憎しみは消えません。 友情を抱いても、心に染み付いた憎しみは消えません」 詠はジオットの目を見据えた。 ジオットは笑っている。 世界から隔絶された笑みだった。 どこかで止まらなければいけないのに、誰も止めてくれない笑みだった。 「例え、結末がどうなろうとも、私もサーヴァント。 貴方の『悪』の誇りに舞い殉じましょう」 「誇りだなんて、そんな大層なものじゃないけどね」 ジオットは笑う。 ひとまず、やるべきことは見つかった。 捧げる願いはないが、手段と目的はわかった。 ならば、その後に願おう。 「願いを叶えるってことを簡単に勘違いしている奴らを殴るのは楽しいね」 ◆ ◆ ◆ 誰もが、現実に不満を持っていても世界を変えようとしない。 自らがフィクションを持ってきてやっても、人々は現実を望んだ。 何かが違っているような気がした。 ただ、敗北して、終わることは分かっていたことだ。 納得はできずとも、構わなかった。 赤い男が迫る。 「――――」 そして、そのまま立ち去った。 赤い男はジオットを殺さなかった。 復讐を成し遂げた時から並んだ、復讐されるための列の順番が来たと思ったのに。 敗北したジオットは呼ばれた。 願いもわからなくなったまま、誘われた。 フィクションが消えた後で、なお、紅い月が輝いていた。 ふと、あるオカルトを思い出した。 『どうしても叶わない願いを叶えてくれる、紅い月が存在する』と。 ――――願いを叶えるために現れたというヒーローを、『赤い男』を、連想させた。 【クラス】 アサシン 【真名】 詠@閃乱カグラ 【パラメーター】 筋力B 耐久D+ 敏捷E 魔力D 幸運E 宝具D 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 気配遮断:C サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は難しい。 【保有スキル】 悪忍:B 政府公認ではなく、私企業などの依頼も受けて忍としての任務を行う者。 詠は高いスキルランクを誇っており、周囲を忍以外から隔絶する忍結界を使用することが出来る。 また、忍転身を用いることで、一瞬で衣服を忍び装束へと変化させることが出来る。 貧者の英雄:B その名の通り、貧しき英雄。 もちろん、例外は存在するが、詠は根本的な部分で富裕層と分かり合うことができない。 恵まれた資金を持つマスターと契約を結ぶと、そのステータスを1ランクをダウンさせる。 しかし、貧者との契約であると筋力・耐久・敏捷を1ランクアップさせる 自己暗示:E 自身にかける暗示。通常は精神攻撃に対する耐性を上げるスキル。 自らは空腹でないと思うことで、通常では考えられない期間無食で過ごすことが出来る。 【宝具】 『裂隙、氷下の国より(ニブルヘイム)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:10人 詠が全身に仕込んだ宝具を一挙に解放させる。 両腕のボウガンと大砲を次々に発射し、忍び衣装の中に隠した爆弾を炸裂させる。 『神よ、何処に行かれたのですか(ラグナロク)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:2~20 最大捕捉:20人 詠が背負う、身の丈はある大剣の宝具。 ただでさえ巨大な大剣は真名を解放させることで、さらに巨大な大剣へと姿を変える。 身の丈の倍はあるラグナロクを振るい、全てを一刀に断つ。 【weapon】 両腕に籠手のように装着したボウガンと大砲、及び爆弾。 そして、背に備えた自らの身の丈ほどもある大剣。 【人物背景】 選抜クラス所属の秘立蛇女子学院2年。 お嬢様のような見た目と口調だが、実は恵まれた育ちではなく入学後も日々の食事にも困るほど困窮している。 裕福な生活を送っているお嬢様である斑鳩にはそんな事情から憎悪の感情を抱いている。 好物は安価な食材として知られるもやし。 かつて、貧困で飢えていた時に街頭テレビで自国の富裕層が海外の貧困層への支援を行う会見を目にしてしまう。 【マスター】 ジオット・セヴェルス@パワプロクンポケット14 【マスターとしての願い】 まだ決めていない。 【weapon】 これといって武術の心得などは無いが、2年前にNOZAKI社で回収した『ヒーロー』の遺体を改造し「変身スーツ」として使用している。 これにより生身での戦闘が可能になるほか、光線兵器に対する防御力が極限まで高まる。 【能力・技能】 特殊な能力は技能を持たないが、高いカリスマ性と辛抱強い執着を持っている。 【人物背景】 『ジャジメントグループ』会長。 人間の望みや恐れの具現化を促す装置「ドリームマシン」を用いて人為的にカタストロフを起こし、地球を強者のみが生き残る世界に作り変えようとした。 幼少期を紛争地域で過ごして妹以外の家族を失った後、国際的な支援を受けられない(「戦争で悪者にされた側」の国だった為)環境で極貧生活を送る。 しかし幼少期にその家族共々、旧支配者グループを構成する欧州の巨大財閥『カエサリオン』の一族に踏み躙られ弟を失う。 残った妹も心臓移植のために殺害された過去がある。 守るべきものが無くなって以降はカエサリオンへの復讐のみを生きる糧とし、過激な手段で裏社会をのし上がっていった。 その憎しみはカエサリオンを滅ぼしても消える事はなく、捕獲したカエサリオン一族を殺すことなく苦痛を与えながら「飼育」している。 その様子は、脳髄のみを培養液に漬け込み管理する、といったあまりにも非人道的なものであり彼の狂気を象徴している。 また、強大なカエサリオンに復讐するには人外の存在の力に頼らざるを得ず、妻との合意の上で彼女を生け贄に捧げ、亡霊を呼び出し契約する。 しかし、その後に妻が子供を身篭っていたこと、自分の復讐への決意を鈍らせない為に妊娠を黙秘していた事を知ってしまう。 失ったもののあまりの大きさに、以後の彼は立ち止まるという事をしなくなる。 ハンバーガーを好むのは、彼が生き抜いた地域で最も豪華とされた食べ物だったことに起因する。 現在も奢侈な新作ハンバーガーは好まず、質素なハンバーガーを食べ続けている。 一番好きな食べ物は「母の手製のスープ」だが、既に色も味も記憶の彼方にあり、大好きだったということだけを今でも覚えている。 「カタストロフ」の際は乗り込んできた赤いヒーローと一対一の決闘になるが、カタストロフの頓挫を目の当たりにして戦意を喪失。 赤いヒーローがその場を去った後、ひとり残った自分を呼ぶかのように出現した紅い月に誘われ、この世から姿を消す。 【方針】 世界を壊す。
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198X年9月13日金曜日午前3時、東京都新宿区『だけ』を襲撃した直下型大地震、通称 魔震(デビルクエイク) 。新宿区だけを狙い、隣接区には一切の微震すら感知させなかった未曾有の大災害。 しかしそれはかつての出来事だ。新宿は既に復興を遂げ、今では他所と変わらない平和な社会が形成されている。 そう、復興。ばら撒かれた瓦礫もなく、倒壊したビルもない。民間遺伝子工学研究所のコンピュータが暴走して生み出された怪生物も、数多に及ぶ妖物も、魔術師や凶悪犯罪者や超能力者の流入も、そんなものは最初から存在しない。 今やこの街は平穏そのものだ。表立った凶悪犯罪が日常的に起こるわけでもなく、塵屑のように人が死んでいくような地獄でもない。どこにでもあるような、それなりに発展した一都市。 傍目から見れば他の都市との区別など、それこそ名前くらいでしか見分けがつかないだろう。 それ故に。 「死ねッ! 死ねよてめえ! ふざけやがって糞がッ!」 こうした暗部もまた、他所と同じように新宿も保有していた。 まともな人間ならまず立ち入らないような入り組んだ路地裏。そこで行われているのは3人の男が1人の男を囲んでひたすらに殴り蹴る……有体に言ってしまえば集団リンチだ。 甘んじて暴力を受けている男は、既に顔面はおろか露出した肌のほとんどが出血や内出血で変色し、肌色などほとんど見えていない。手を振り回す力も残っていないのか、時折ぴくりと痙攣するだけで抵抗らしい抵抗はしていなかった。 相手の生死など歯牙にもかけない手加減抜きの暴力。このような有り様になって尚、3人の男―――男というよりは少年と言ったほうが正しいか―――は殴る手を休めない。それは殺すことを容認しているというよりも、そもそも相手が死ぬ可能性があることを最初から考えていないと言ったほうがいいだろう。 端的に言ってあらゆる想像力が欠如している。そんな子供じみた幼稚さが垣間見える集団だった。 暗部、と言っても精々がこのように調子に乗った餓鬼の遊びの延長のようなものであったが。それでも人の心の闇が引き起こす結果の一つであることは事実だ。現にその幼稚さに晒されている哀れな男―――こちらもまた少年だ―――は瀕死の憂き目に遭っている。 不快な水音の混じった殴打の乱舞はいつまでも終わらない。それは不運な少年の命が尽きるまで延々と続けられるかと思われたが…… 「……おい、そのへんにしとけよ」 不意にかけられる声があった。それは路地の向こうから聞こえてきて、3人の少年は顔を向けると同時に殴打の手を止めた。 声の出所にいたのはこれまた少年の姿だった。冬でもないのに厚手のコートを纏い、帽子を深く被った長身痩躯の少年。厳つい外見とは裏腹の静かな口調で、およそ生気というものが希薄な印象を受ける声をかける。 「そいつ、もう動けねえだろ。何があったか知らんがケリはついてるはずだ。別に殺したいわけじゃねえんだろ? だったらこの辺が止め時だぜ」 ポケットに手を突っ込んだ姿勢でこちらを見据える少年の目はどう見ても単なる野次馬のそれではないが、しかし血と暴力で興奮しきった3人はそんなことに露と気付かない。 胡乱気に振り向く顔面には嘲りの感情がありありと浮かび、その口元は醜悪に歪んでいた。 「あァ? なんだてめえ、ちっと来るとこ間違ってんのと違う?」 「お前みたいなのが来ると白けんだろ。帰れよコート野郎」 げらげら、げらげら。3人は馬鹿にしたような大笑いで、しかしその目は全く笑っていない。突然の闖入者に驚きこそすれど内心は怒りと鬱陶しさしか感じておらず、それ故の憂さ晴らし。 根拠もなく相手を自分より格下と蔑み、その虚偽を以て安心感を得ようとする。不思慮な人間の典型的な行動であったが、そこに単純な数の暴力が加われば根拠なき自負の地盤は加速度的に強化される。 「……メンドくせぇ」 血気に逸る3人とは対照的に、コートの少年はどこまでも億劫そうな態度を崩さない。その顔は言葉通り面倒だなという感情に溢れ、眼前の集団に恐怖も危機も感じてはいなかった。 3人にはそれが余裕と侮りに見え、そして当然の帰結として激昂するに至る。 「なにチョーシくれてんだ、あァ? 明日の朝刊載ったぞテメェ!」 半ば裏返った甲高い奇声を発し、3人のうちの1人が大振りなモーションで殴りかかる。俗に言うテレフォンパンチは明らかに素人の所業で、あまりにも隙だらけだったものだから。 「―――ゲボエァ!?」 その鼻面に思い切り頭突きをくれてやった。 いっそコントかと思うほどに間抜けな悲鳴を上げた少年は、これまた滑稽なまでに大袈裟に吹っ飛んでいく。 カウンターを喰らった少年が壁に衝突するのを見届けた後ろの二人からは、早いことにもう隠し切れないほどの怯えが滲み出ていた。先ほどまでの空虚な自信はどこへやら、既に戦意が消失していることが手に取るようにわかる。 そんな程度なら最初からいきがるなよ、などと内心溜息を吐きつつ、コートの少年は顎で路地の向こうを指す。 「おら、もう行けよ。これでこの場はチャラにしてやる」 言葉が終わるよりも早く、3人は酷く慌てた様子で走り去っていった。残されたのはコートの少年と、倒れた誰かのみ。 「……」 コートの少年は嘆息すると、おもむろにポケットから何かを取り出す。それは小さな玉のようなものだった。用途不明のそれを血塗れで倒れた少年に宛がうと、途端に眩しいまでの光が溢れ、少年を包み込んだ。 そこから起きた出来事は常識の範疇を完全に逸脱していたと言っても過言ではないだろう。内出血で青紫色に腫れ上がった皮膚は徐々に元の肌色を取り戻し、折れた骨は繋がり、出血していた傷もみるみる塞がっていく。 それはまるで時間を巻き戻すかのように。あらゆる欠損を修復し、瀕死の体だった少年を死の淵から救い出す。 ぱちり、と少年の目が開いた。周囲を見渡す視線は困惑に満ちていて、何が起こったのかまるで理解していない風だった。 「おい」 「ひィッ!?」 かけられた声にびくりと反応し、弾かれたように飛び退る。こちらを見つめる少年の顔は、恐怖に固まっていた。 そのまま少年はよく分からない叫び声を上げながら路地の闇へと消えて行った。まともに会話をすることもなく、自分に何があったのかを理解することもなく。 そうして、今度こそコートの少年は独りになった。 「なんや、随分薄情な奴やなぁ」 男の声だ。しかしコートの少年のものではない。不格好な関西弁めいた喋り口調はどうにも気が抜けそうで、けれど錬鉄を極めた鋼のような印象も受ける。 コートの少年―――荒垣真次郎は、はぁ、と再度嘆息し、姿の見えない声に応える。 「構いはしねえよ。あんだけやられた後なんだ、まともに考えることなんざできねえだろ」 「ま、そりゃそうやねんけど……それでもな」 「いちいち気にすることじゃねえ。こんなんいつものことだ」 ぶっきらぼうに言い捨てると、どこかの建物の裏口階段にどっかりと腰を据える。その隣にはいつの間にか別の人影が存在していた。 白い少年だった。髪も肌も服装も、全てが白一色で染まっている。丸い小さなサングラスをかけたその姿は、洋画に出てくるマフィアのようにも見えた。 どう考えても白人にしか見えないが、驚くべきことにあの関西弁を話していたのはこの少年だ。正直初見の際はあの禿げ上がった情報屋を思い出して気分が悪くなったが、あいつのような嫌味や空虚さがない分今ではむしろ好感さえ覚えるほどだった。 本人はモスクワ訛りの英語だと主張していたが……まあどうでもいいことだ。 「で、お前一体何がしたかったんや。 いきなり孤児院抜け出して、こんなけったいな場所まで来て、喧嘩したかと思いきや慈善事業の真似事かいな。意味ワカランでほんま」 「別に……決まった目的があったわけじゃねえ」 ただ、あそこには色々と割り切れないものが多かったというだけのこと。 何の因果かこの新宿に足を踏み入れ、誰かに用意された日常を過ごして。そして記憶を取り戻した瞬間、耐えきれずに逃げ出してしまった。 荒垣に用意された日常は孤児院での日々だった。親を亡くしてずっと孤児院で過ごしてきたという設定。周りには懐かしい顔ぶれが集っていて、どうにも自分には似つかわしくない暖かな陽だまりがあって。 中には、かつて取りこぼしてしまった姿もあった。 「ふーん。ま、大方予想はつくけどな。あん中に願いや未練の元でもあったんか」 「願いなんて大層なもん、俺は持っちゃいねえよ」 己の人生を振り返ってみて、未練と呼べるものがあるとすればなんだろうか。 美紀……アキの妹が死んでしまった火災を無くすことか? それとも自分のペルソナが暴走してしまったせいで死んでしまった天田の母親の蘇生か? どこかで間違ってしまった全ての選択肢をもう一度やり直すことか? それとも、それとも、それとも。取りとめのない思考は湯水のように湧いてくる、しかし聖杯に願うかと言われれば違うとしか言いようがない。 人の死を無くして、過去を思うように変えて、それでどうなる? 今さら自分が犯してしまった罪が消えるのか。それは否だ。むしろそんな願いは罪から目を背けた逃げでしかないと、そう思う。 今まで散々罪から逃げ回ってきたからこそ、最後の一線だけは踏み越えたくない。これを越えてしまえば、今度こそ自分は偽善者以下の何かになってしまいそうだ。 唯一の未練と呼べるのは天田のことだが……なに、あいつの傍にはアキもいる。不足にもほどがあるが、自分の残せるものは全部残してきたと思いたい。 ならば己の人生に悔いはない。あとは罪人らしく地獄にでも落ちるのが筋というものだろう。 けれど、しかし。 「だが、わざわざ俺をこんな場所に連れてきやがったのは気に食わねえ。聖杯だの殺しだのはやりたい奴らだけでやってりゃいい、けどな」 今にも死んでいく人間を連れてきて、さあ命を助けてやったのだから殺して回れなどと、そんなことを強制するのなら。 そしてそんな糞のような所業を、己のような罪人以外にも課しているのだとすれば。 「死人を選んでマスターに仕立て上げやがった連中は放っておけねえ。きちんとぶっ潰して、二度と舐めた真似できねえようにしてやる。 ……そんであとは元の通りさ。俺はあのまま死んでいくし、それでいい」 口調はあくまで淡々と。しかし内には激情を秘め、その意志は何者にも曲げられない確かな強固さを持ち合わせている。 「で、そういうアンタはどうなんだ。まだ半信半疑じゃあるが、『知識』によればサーヴァントってのは聖杯にかける願いがあるから呼び出されるんだろう?」 と、逆に問われた白髪の少年は面食らったような顔になった。 「おれの願い、か」 願い。問い返されると、これほど困った質問はないだろう。 別に願いがないわけではない。生前の自分はそのために戦ってきた。それはシティを守りたいという個人の我がままで、言ってしまえば自分が勝手にしてきたことに過ぎない。 もちろんそれで救われた人間はそれなりの数に上るし、相応に感謝もされてはきた。ならば願うべきは彼らの平穏と幸福だろうが、さて過程として何をどうすればそれに繋がるのか皆目見当がつかない。具体的なヴィジョンもなしに漠然と願えば、どんなプロセスを経て結果を出されるか分かったものではないのだ。極端な話、一歩間違えれば世界そのものが滅亡する可能性だってある。 ならば単純に全ての元凶となった大気制御衛星の暴走事故を無くすことを願ったとしても、事態はどうにもならないだろう。そもそもあの事故がなければ人類はおろか地球そのものが滅びていたという事実がある以上、改変すべきはひとつの事象では到底足りるものではない。 だから。 「……お前がいた孤児院のちびっ子ども、ほんまええ子ばっかやったな」 「あ?」 突然の台詞に面食らうも、白髪の少年の顔は冗談を言っているふうには見えない。 そのままつらつらと、少年は言葉を続ける。 「これは受け売りなんやけどな。世界は変えるもんやなくて、変わっていくものらしいで」 「……へえ、いい言葉じゃねえか」 「せやろ? だからまあ、おれもそれに乗っかってみようか思ってな」 考える。そう、例えば、仮に全ての問題が解決して最初からあらゆる悲劇がなかったとすればどうなるか。 大気制御衛星の暴走とそれに伴う第三次世界大戦。死者の数は190億以上にも及び、それを丸ごと無かったことにすればバタフライエフェクトが云々どころの話ではないだろう。 端的に言ってしまえば、自分が見知った人々が生まれてくることもなくなるはずだ。WBFの姉や弟、その彼女。赤毛の兄ちゃんにちびっ子1号と2号。先天性魔法士の多くはそもそも生まれる機会を失くし、自分が通い詰めた孤児院の子供たちだって例外ではない。 如何なる変革を遂げようとも、そこには必ず犠牲や痛みがついて回る。だからこそ、その変化は部外者に強要されたものではなく当人たちが自ら選択しなければならない。 全ての悲劇がないifの世界は、確かに誰かが不当に犠牲になることなく、大勢の人々が平和に暮らしていける理想郷だろう。そのこと自体に否やはなく、傍から見ればどちらがより良い世界かなんてそんなことは決まりきっている。 だがそこに子供たちの居場所はない。あの灰色雲の下で懸命に生きた人々は、存在することも許されない。何故なら悲劇は否定され、その果てに生まれてくるはずだった者たちは生まれることすらできないのだから。 過去を変えるとはそういうこと。それは枝分かれした未来に生きる人々の人生そのものを否定することだ。自分が守ってきた全員の否定に他ならない。 正直なところ、自分には世界がどうとかいう話は難しすぎてどうにもついていけない。自分にできるのは個人で誰かと仲良くなったり仲たがいする程度で、一人で世界を変えるなどと途方もない話だったから。 「だからな。柄やないけど、お前の考えに乗ったるわ。正直おれのいた世界は面倒なことばっかで、それこそ聖杯でも使わんとどうにもならへん。だから手に入ったならおれのいた世界の人に託したいとは思うけど、それはそれとしてこんな茶番を仕組んだ胡散臭い連中は放っておけへん。 黒幕はぶっ潰す、ついでに二度とこんなことできなくしたる。馬鹿なおれらにできるのは精々そんなもんやろ」 ちっぽけな自分には、与えられた環境の中で最善を尽くすことしかできない。大局の全てを見通せる真理眼など、到底持ち合わせてはいないのだから。 仮に自分が聖杯を手にしたとして、裏に潜む何者かはこれで事を終わりにはしないだろう。きっと第二第三の聖杯戦争が開かれ、その都度聖杯を手にする者が現れるはずだ。 そいつが世界を滅ぼす選択をしないと、一体誰が言えるだろう。 そりゃ自分とて聖杯は喉から手が出るほど欲しい。それさえあれば諸々の事情を無視して世界を救うこともできるかもしれないのだ。だが、その権利は自分には存在しないだろう。 だから自分はこの道を選択する。後に聖杯を得る者による世界の破滅の可能性を根絶する。頭の悪い自分には、こんなことしか思いつかなくて。 ここに召喚されたのが自分ではなくアニルや賢人会議の参謀だったらどれほど良かったかなどと馬鹿なことを考えながら。 「……随分と酔狂な英雄もいたもんだな。正直ぶっ殺されてもおかしくないと腹括ってたんだが」 「そりゃお互い様やろ。おれかてこんな珍種みたいなマスターがいるとは思っとらんかったわ」 人を食ったような笑みで軽口を叩き合う。全く、似た者同士とは思いもよらなかったことで、縁召喚というのはどうにも食わせ物らしい。 「まあいいさ。俺は裏にいる奴らを潰すだけだ。聖杯なんざ興味はねえし、そこは好きにしたらいい」 再びぶっきらぼうな態度に戻る荒垣に、白髪の少年は「おお、そうや」と手を叩いて。 「ここでこうしててもしゃーないし、ひとまずは戻ろか。で、最初にやるべきはみんなに『ごめんなさい』言うことやな」 「……勘弁してくれ」 本気でしんどそうに俯く荒垣に、白髪の少年はケラケラと笑いながら肩を叩く。 (……そうやな。おれにできることなんかこんなもんや) 自分にできることは誰かと縁を結ぶことくらい。世界をどうこうするとか、そんなのは専門外。変わりゆく世界に為す術なく漂うしかできない自分は、かつて思い描いた理想の自分ではないけれど。 ―――なあ。おれ、かっこよく生きてるか? 記憶領域に浮かぶ一人の少女の姿。遠い日に自分を庇い命を落とした彼女の笑顔が頭によぎる。 ちっぽけな自分は理想の姿となることはできず、成せることなどたかが知れているけれど。 それでも、あの日の彼女に恥じない自分でありたいと、そう思ったのだ。 【クラス】 アサシン 【真名】 イリュージョンNo.17(イル)@ウィザーズ・ブレイン 【ステータス】 筋力B+ 耐久C 敏捷B+ 魔力C 幸運C 宝具EX 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 気配遮断:C サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 【保有スキル】 I-ブレイン:A 脳に埋め込まれた生体量子コンピュータ。演算により物理法則をも捻じ曲げる力を持つ。 100万ピット量子CPUの数千倍~数万倍近い演算速度を持ちナノ単位での精密思考が可能。極めて高ランクの高速思考・分割思考に匹敵し、自動発動の戦闘予測演算により同ランクの直感を内包する。 心眼(真):A 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。 逆転の可能性がゼロではないなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 無窮の武練:A ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。 心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。 勇猛:B 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 戦闘続行:A 往生際が悪い。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。 【宝具】 『幻影・シュレディンガーの猫は箱の中』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1 量子力学的制御、物質の存在確率の改変。 自身、及び自身に接触している物質を構成する原子・分子・魔力の存在確率を改変し、それを限りなく0に近づけることでいわゆる透過状態になる。そもそもこの世に存在しなくなるという絶対無敵の防御。 およそ考え得るあらゆる攻撃と防御をすり抜け、肉眼での目視以外のあらゆる探知手段に引っかからない。物質の座標期待値の改変による短距離の空間転移も可能。 攻撃時は相手の体表を透過し内部を直接攻撃できるため耐久を無視したダメージを与えることが可能。かつこの宝具のランク以下のあらゆる透過能力を貫通して攻撃できる。 純粋な科学によって限定的ながらも魔法級の御業を成し遂げる、偶発的に誕生した極限域の例外存在。魔法士の範疇から完全に逸脱した文字通りの規格外。 アサシンは生前この能力をほぼ無制限に使用していたが、サーヴァントとなることで使用に必要な魔力量が増加。結果、長時間の発動は難しくなっている。 【weapon】 なし。 【人物背景】 かつて殺されるために生み出され、乱数の偶然により生き永らえ、世の全てを憎んで殺そうとした少年。 その果てで一つの救いに出会い、誰も守れない無力な力だけを携え、それでも誰かを守りたいと強く願った青年。 【サーヴァントとしての願い】 諸々の難しい事情は置いといて、シティに住まう自分の見知った全ての人たちの平穏。できるならば世界そのものの平和。 だが自分ひとりが勝手にそんなことを願う権利はないと思うし、仮に聖杯を手にすることがあれば自分のいた時代のしかるべき人間に託したいと考えている。 ひとまずは、この聖杯戦争を仕組んだ何者かの目論見を潰す。 【マスター】 荒垣真次郎@ペルソナ3 【マスターとしての願い】 そんなものはない。 【weapon】 召喚銃: 内部に黄昏の羽と呼ばれる、ニュクスから剥離した物質を内蔵された銃。殺生能力はゼロで、あくまでも、ペルソナを召喚する為の補助ツールである。 【能力・技能】 ペルソナ能力 心の中にいるもう1人の自分、或いは、困難に立ち向かう心の鎧、とも言われる特殊な能力。 元々荒垣はこのペルソナ能力に対する適正が低かったのだが、友人だけを戦わせられないとして無理やり発現させた。しかし生来の適正の低さもあり、初期段階においては暴走することもあったらしい。 法王のペルソナ「カストール」を所持。物理攻撃に優れ運以外の全てのパラメータが高いバランス型。耐性が存在しない代わりに弱点も存在しない。 ペルソナ能力を除いても、一般人としては破格の身体能力と度胸を持ち合わせる。 【人物背景】 主人公と同じ私立月光館学院の3年生。冬以外でも厚手のコートを纏い、見た目と態度は完全に不良そのもの。しかし実は面倒見が良かったり、かなり涙脆かったり、やたら料理が得意だったりする。 元々ペルソナ適正が低く、暴走したペルソナが不幸にもとある家族を襲撃してしまうという事故が発生。その事故で天田の母親が死亡し、自責の念から特別課外活動部を脱退する。 その後は強い副作用のある薬によりペルソナを抑え込んできたが、後悔の源である天田を庇い、その命を散らした。 【方針】 ふざけた真似をしやがった黒幕をぶっ潰す。 時系列順 Back 英純恋子&アサシン Next 魔王再誕 投下順 Back 英純恋子&アサシン Next 魔王再誕 Character name Next→ 荒垣真次郎 全ての人の魂の夜想曲 アサシン(イリュージョンNo.17{イル})
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両手短剣を使用し、 素早い身のこなしで瞬時に敵を倒す。 敵の目を欺いたり毒を持つ攻撃で 慎重で確実な戦闘を得意とする。 (公式サイトより) 多分火力の伸びはデイド中1位な職 だけど、伸びが良いだけで他の職には劣ったり・・・ ダークアサシンの目玉はなんと言ってもポイズンダガーで、 普通にMAXにする価値はある。 あとは、並程度なスキル。 マスタリー系とポイズンダガーを優先がオススメ
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SEQUENCE 4 『盗賊達のねぐら』 - 150x年xx月・ローマ ◆Memory-1 「城破り」 サンタンジェロ城に侵入し、ロドリゴとチェーザレを暗殺するサンタンジェロ城に潜入する 塔に入る方法を見つける カテリーナを見つける 牢獄からカテリーナを助け出す フル・シンクロ条件 - 見つからないこと 水路の上を渡り,チェックポイントまでの邪魔な番兵だけを倒そう.離れている敵は投げナイフかピストルで. 牢獄の前の2人の番兵は投げナイフ長押しで同時に殺そう. 走って近付くと敵に振り向かれるが、素早く始末すればセーフ ◆Memory-2 「危険な女」 ルクレツィアからカテリーナの牢の鍵を手に入れる城の上階でルクレツィアを捜す ルクレツィアと対峙する 番兵達と戦う ルクレツィアを人質にする ルクレツィアをカテリーナの牢まで連れて行く フル・シンクロ条件 - 体力を10ブロック以上失わない ◆Memory-3 「重荷」 カテリーナを厩舎まで護衛するカテリーナを城外へ連れ出す レバーを回して門を開ける カテリーナを城外へ連れ出す フル・シンクロ条件 - 見つからないこと 番兵を見つけたら,こちらが見つかる前に投げナイフかピストルで始末しよう. ◆Memory-4 「フォルリの守護者」 馬でカテリーナを護衛するカテリーナを守って城を後にする カテリーナが脱出する時間を稼ぐ 追手を振り切るか、追手の視界から出て、身を隠すこと フル・シンクロ条件 - 兵5人以上キルストリーク ◆Memory-5 「民衆の味方」 ボルジアの兵に苦しめられるローマ市民を2人救いアサシンの血盟に加えるローマ市民を2名アサシンに勧誘 市民に手を貸す フル・シンクロ条件 - 体力を5ブロック以上失わない アサクリおなじみの市民救出ミッション。今作ではアサシンギルドへの勧誘という重大な役割も担っている。サクッと兵士を倒し話しかければ確実に加盟でき、死体は消えて騒ぎにもならない為積極的に助けていこう。 ミッションクリア後はボルジアの塔を破壊するごとに人数の最大限が増え、塔がアサシンギルド支部となる。 ◆Memory-6 「シリアルオフェンダー」 マルファットはテベル地区で女性を狙っている。見つけ出し、倒すことマルファットの所まで娼婦を追う マルファットを倒す フル・シンクロ条件 - 弟子を使いターゲット殺害 娼婦の指さす通りに向かえば見つかるので、ロック状態時にL2を押して弟子に暗殺させよう。殆ど練習ミッション。 ◆Memory-7 「人買い」 シルヴェストロ・サバティーニを倒し奴隷達を解放するサバティーニを捜す 奴隷の所までサバティーニを追う 奴隷商人を倒す 伝書バトを確認する ハト小屋にインタラクトしてアサシンの弟子を管理する フル・シンクロ条件 - 弟子を使いターゲット殺害 またもや練習ミッションだが、倒す相手が多い。尾行して目的地まで付いたらロック状態のまま弟子に暗殺させよう。残りは弟子と協力してさっくり殲滅。 ◆Memory-8 「予期せぬ訪問者」 謎の声の主を見つける声の主を見つける ◆Memory-9 「計画」 マキャヴェリ、クラウディア、狐、カテリーナに会い打倒ボルジア家の計画を伝える机の上の地図を見る 隠れ家を出る 実績 / トロフィー「Thank you EZIO! But princess is…」取得 シークエンス4・補足 >>>シークエンス5へ Sequence 4開始直後開始年月不明 鍛冶屋で新しいアイテムがアンロック Memory 1~4は連続ミッション Memory 2開始直後メールが届く。アニムスから出てメールをチェック9/24/2012 12 34AM 9/25/2012 10 05PM Memory-4終了後ルクレツィア・ボルジアの肖像画を入手 Memory-5「民衆の味方」終了後に アサシンギルド 解放 Memory-8終了直後レオナルドからガジェットが購入可能、この時点で金が足りない場合はDNAからのリプレイやレオナルドマークの場所で購入できる Memory-9へ行く前に戦闘兵器ミッション「戦術」および「ハリネズミ」を行う。「!」マーク(2回)が戦闘兵器ミッション(戦術1回目とハリネズミ)。 シンクロ率 100%ハーレムチート、アンロック >>>シークエンス5へ
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アサシンベタ [#d636169c] コメント [#f79ce0cb] アサシンベタ アイテムレベル 47 棲息場所 湖沼 釣り上げ条件 なし 釣れる場所 釣れる餌 泳がせ釣り 納品 使用製作レシピ コメント アサシンベタについて情報、修正以来等ありましたらこちらへおねがいします。 名前
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忍術職 ナイトアサシン 技名 威力 確率 消費 備考 通常攻撃 0 0 0 電撃 20 15 0 毒針 20 15 10 毒 応急処置 30(※) 25 5 HP回復 タメ攻撃 40 10 5 噛み付き 40 20 5 ファイアブレス 150 40 40 ソウルスティール 190 35 60 HP吸収 改心撃 200 45 60 アーマークラッシュ 240 45 140 敵防御力ダウン 魔風 260 20 130 敵命中率ダウン ヒーリング 280(※) 32 160 HP回復 刃斬 300 40 190 光の剣 320 34 140 敵命中率ダウン ポイズンブレス 350 30 140 毒 ウィンドスラッシャ 350 50 280 ゴッドアタック 400 50 190 パルチナス 440 45 180 ダークポイズン 500 38 200 毒 フォース 600 26 220 風来心斬 700 40 300 デスミーラ 1000 5 220 神竜剣 1000 5 300 ギガトレイン 1400 7 400 即死
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アサシンバンド【装備 腕装備 バンド】あさしんばんど 種類 バンド 装備可能キャラ ナヤトレイ・ミラ 装備条件 Lv.240 初期合成回数 無銘品は2・真は1 特殊防具に分類される240バンド。無銘・真が存在する。 オルリー防衛戦における「傭兵部隊長」のレアドロップである。 ver.5.12実装時は他部位の装備と思われる補正であったが、ver.5.15にてバンド相応の補正に修正された。 わずかながらクリティカル補正がついている。 ↓関連 傭兵部隊長
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アサシンマスター 効果キャラクター HP2 AP3 DP2 維持コストN1 種族 戦士 召喚時にセメタリーの「アサシンマスター」の数+1つ種族を宣言する。 その種族に対して、1ターンに1度1ダメージを与えて良い。 出典 オリジナル 自分セメタリー状況によって効果量が変化していく効果キャラクターカード。 効果の仕様上、デッキに三枚積むのが良い。 相手が特定の種族に拘るテーマデッキならば毎ターンダメージを与えられる強力カードと化す。 1枚目だと宣言できる種族は1つだけなので、相手がテーマデッキでも無いならば三大種族を宣言するのが良さげ。 ステータス自体もアタッカーとしての最低水準を満たしているので普通に戦闘に参加させても扱いやすい。 なお、実戦で使用する場合には、宣言した種族を忘れないようにメモなどを活用すると良いだろう。 「その種族は宣言してなかっただろ!」と揉める事態にならないように注意すること。
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暗殺ミッション 進行具合によりミッションが解放され、次の流れでミッションが解放される (Sequence3 勢力解放後)兵舎でバンタシレアと話し4ミッション解放→4ミッションクリア (Sequence5)兵舎でバンタシレアと話し4ミッション解放→4ミッションクリア (Sequence8)兵舎でバンタシレアと話し4ミッション解放 ◆「2人組」 - Sequence 3 Memory-3 ローマ市民の暴動の芽をつみとるため、ボルジアが残忍な兵を2名雇ったようです。彼らを倒し市民を安心させてください~N.M番兵達を倒す フル・シンクロ条件 - 標的をアサシンブレードで倒す 報酬:300f ターゲットは2カ所に1人ずついる ターゲットまでの移動距離が長いが特に難しくない ◆「戦略的暗殺」 - Sequence 3 Memory-3 チェーザレが軍師を一人ローマに呼び戻しました。貴重な人材であるこの男を守らせるため、チェーザレは馬と護衛を差し向けたようです。~N.Mターゲットを倒す フル・シンクロ条件 - 2分以内にメモリー終了 報酬:300f スタート地点のすぐ近くの馬を使おう ターゲットは5名(騎兵1名、索敵兵2名、一般兵2名)で道を歩いている ◆「3人寄れば」 - Sequence 3 Memory-3 チェーザレは自分に逆らうものに容赦しません。街には射撃の腕のいい兵が配置され、怪しい者を見つければ即座に撃ってきます。彼らを排除しなければなりません~N.Mターゲットを倒す フル・シンクロ条件 - 2分以内にターゲット3人を倒す 報酬:300f ターゲットは銃兵3名でそれぞれ屋根上にいる ターゲット周辺の屋根上にボーガン兵がいるので排除した方が安全 メニューを開けば残り時間の確認ができる ◆「農民の取り分」 - Sequence 3 Memory-3 戦争によって農民達はすでに十分に苦しめられていますが、それにも増して彼らを苦しめているのが、ボルジアによる搾取です。やめさせねばなりません。~N.Mターゲットを見つける 番兵達を倒す フル・シンクロ条件 - 番兵3人をアサシンブレードで倒す 報酬:300f ターゲットは騎兵6名で1名、2名、3名で分散している 近寄って馬から引きずり下ろし暗殺、馬に乗って馬上へのエアアサシン、屋根からのエアアサシンが基本戦法 戦闘状態になったら、屋根に上って馬から降りるのを待つ、騎兵に剣のカウンターで馬からたたき落とすといった手段を使う ◆「3人の仲間」 - Sequence 5 一層の戦力充実のため、チェーザレは練度が低くても装備は充実している兵士を増やしています。鍵を握るのは、教官役の古参兵達です。彼らを探し亡き者としてください~N.Mターゲットを見つける フル・シンクロ条件 - 番兵3人をアサシンブレードで倒す 報酬:1300f ターゲットは3名(軽装兵、索敵兵、重装兵)で各ターゲット周辺には兵がいる 周囲の兵と必ず戦闘になるので、まずはターゲットをアサシンブレードで暗殺するといい 重装兵をアサシンブレードで倒すなら煙幕を使うと楽 ◆「赤い手紙」 - Sequence 5 我々の力を増しつつあることを敵は脅威に感じています。我々の勢いを止めようと、今、傭兵によって重要な手紙が運ばれています。伝令もろとも手紙を葬り去ってください~N.M伝令達を倒す フル・シンクロ条件 - 60秒以内にターゲットを2人とも倒す 報酬:1300f ターゲットは教皇衛兵2名、それぞれ部下を2名連れている 移動と戦闘の時間を考えると、60秒以内に完了するなら煙幕か矢の嵐を使うといい ◆「ローマの商人」 - Sequence 5 ボルジアに保護される商人達は、誠実な商売をする者達よりえてして有利な条件で取引をしています。彼らにボルジアの保護など幻想だとわからせてやってください~N.M気づかれずに商人を暗殺する フル・シンクロ条件 - ギルドの弟子に陽動をさせる 報酬:1300f ターゲットの商人は天井のあるL字の通路を往復していて、入り口2カ所には2名ずつ番兵が立っている 目標周辺の高警戒エリアに近づいて発見されるとシンクロ解除になる(高警戒エリア表示がでてない距離なら番兵は無反応) 入り口にいる番兵を弟子に暗殺させると、エツィオを警戒せずに、ターゲットがおびえて倒した番兵の入り口から逃げ出すので暗殺する ◆「凶報の運び手」 - Sequence 5 ボルジアは街に尋問官を送り込みました。我々の所在を突き止めるまで、市民を虐げるつもりです。当然、そのようなことは止めねばなりません~N.M増援を呼ばれる前に標的を倒す フル・シンクロ条件 - ターゲットに増援を呼ばせない 報酬:1300f ターゲットは6名、地上にいる 屋根上で6名を視界にいれて矢の嵐を使用する ◆「枢機卿の罪」 - Sequence 8 ボルジアの下僕達は、自分達には教会の後ろ盾があり、緋色の衣が自分達を守ってくれると思い込んでいます。枢機卿を1人、見せしめにしてください。サン・ピエトロ大聖堂の聖所に入る前に亡き者とするのです~N.Mターゲットを見つける 気づかれずにターゲットを倒す フル・シンクロ条件 - 枢機卿だけ倒す 報酬:2600f ターゲットは噴水の前に立っている タカの目で視認または近づくと歩き始め、中心通りを大聖堂方面へ進んでいく ターゲット周辺の中心通りに面した屋根上からのエアアサシンがお勧め 周りに敵がいたとしても真っ先に倒せば問題ない 「メモリーを再スタート」するとエアアサシンを狙いやすい位置からスタートする ◆「形成逆転」 - Sequence 8 チェーザレのカリスマ性のおかげで、番兵達の装備は実に充実しています。そこで彼らの武器を彼らに対し用い、重要なのは鎧ではなく中身だということを知らしめてください~N.Mプラエトリア城へ行く ターゲットを倒す フル・シンクロ条件 - 重装兵、索敵兵、教皇衛兵、各1名以上を奪った武器で倒す 報酬:2600f ミッション開始直後に「メモリーを再スタート」を行うとプラエトリア城前から始まるので、移動時間を短縮出来る ターゲットは6名(索敵兵2名、重装兵2名、教皇衛兵2名)で素手にして武器を奪って倒す 2人組の片方を殺してから落とした武器を拾い、もう片方をその武器で殺してもフルシンクロは失敗する(この場合でフルシンクロできた例もある) 奪った武器を使って、武器を奪った方ではない敵だけを殺してもフルシンクロは失敗してしまう 索敵兵は簡単に奪えるが、2人のうち片方を先に殺し、残った方から槍を奪い素手になった敵が拾った槍で攻撃してきたのにカウンターをかけて殺すと何故かフルシンクロ失敗になるので注意 重装兵は普通に奪おうとしても難しいが、挑発して攻撃させたところを奪うと簡単に奪える 教皇衛兵は武器を奪うのが大変難しいが、重装兵の持っていた斧でどちらかまたは両方を殺すことでもフルシンクロになる模様 重装兵と教皇衛兵は、煙幕を使用→一人殺して武器を拾う→もう一人を殺すでもフルシンクロ可能 ◆「卒業」 - Sequence 8 今日、4人のスイス衛兵が訓練を終えます。我らの血盟を代表し、彼らの卒業を祝しに行ってやってください~N.M教皇の衛兵達を倒す フル・シンクロ条件 - 体力ブロックを失わない 報酬:2600f ターゲットは教皇衛兵4名で他に3名の兵がいる サンタンジェロ城の門から入り、壁を上り下りしてターゲットの階上へ移動 ハシゴハメで簡単にクリア可能。階上からまずターゲットもしくは側近を一人クロスボウで倒す。その後、敵はこちらに気付いてハシゴを登ってきますので、あとはハシゴの上で待機して登ってくる敵を斬り落とし続ければOK。矢の嵐または弟子を呼んで自分のかわりに戦ってもらうこともできるが、弟子にターゲットを倒させた場合、ターゲットは死んでいるのにマーカーが消えないバグが起こり、クリアが不可能になることがある。バグ回避のためにも、煙幕を使って怯んでる敵にアサシンブレードでトドメを刺す方法をお勧めする。 ミッション開始直後に「メモリーを再スタート」を選択するとサンタンジェロ城南東の橋の下から始まる。しかし橋の下からだと侵入経路が無いので、大幅に大回りしないといけないのでかなり面倒。 ◆「重装兵と闘争心」 - Sequence 8 自分達に逆らう者への弾圧をいっそう強化すべく、ボルジアが重装備の番兵を多数、市中に配置しています。彼らの思い通りにさせてはいけません~N.M30秒以内にターゲットを倒す フル・シンクロ条件 - 15秒以内にターゲットを倒す 報酬:2600f ターゲットは重装兵8名で、橋の真ん中の手すり側にいる 残り時間のカウントが始まるのは敵と戦闘状態に入ってからなので、敵のところまで急いで行く必要はない 矢の嵐を使用すれば1秒で終わる アイコンが重なって非常に見つけにくいが隠れ家の上のハト小屋から始められる 暗殺ミッション・補足
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BOT全盛期に起きた事件。 BOTを闇ポタで飛ばして対処するという方法が行われていた。 そんな中アサシンギルドが闇ポタ先の候補として挙げられる。 転送地点で強制的にセーブされる事。 脱出方法がBOTでは事実上不可能な方法であった事。 この2点から、BOTをアサシンギルドに飛ばすプレイヤーが発生した。 そしてある日… アサシンギルドにゲームマスターが登場。 BOTを闇ポタしていたプレイヤーに対して、排除勧告を行った。 結果、闇ポタしていたプレイヤーはBANされ、BOTは開放された。 これを機にガンホーの運営に対しての抗議活動が加速する事になる。 ただし、闇ポタを行ったプレイヤーへのBANは仕方ないとする意見もある。 理由は以下の通り。 闇ポタが公式のプレイマナーにも挙げられる違反行為である事。 アサシンギルドに入る為にバグ利用を行っていた事。 どちらにしても、BOTを開放したのは許されなかった様子。